デジタル遺品

PayPay・楽天ペイなどスマホ決済の残高は相続できる?死後の返金・解約手続き

2026年10月9日監修:ReliefNote 創業者 北林 歩読了 約7分
結論

PayPayや楽天ペイなどの残高は原則として相続財産にあたり、相続人からの申請で返金を受けられます。ただし申請方法・必要書類はサービスごとに異なり、死亡を証明する書類と相続人であることの証明が求められるのが一般的です。

この記事の内容
  1. スマホ決済の残高は相続財産になるのか
  2. 返金申請の基本的な流れと必要書類
  3. 本人確認済みアカウントが厄介な理由
  4. 少額残高が見落とされやすい理由
  5. 生前にできる備え
  6. よくある質問

PayPayや楽天ペイ、d払い、au PAYなど、現金に近い形で日常的に使われるスマホ決済サービスには、残高チャージ分や未使用のポイントが残っていることがあります。銀行口座と違って「相続できるのかどうか分かりにくい」と感じる方も多いサービスです。この記事では、死後の残高の扱いと、返金を受けるための基本的な流れを整理します。

1. スマホ決済の残高は相続財産になるのか

PayPayや楽天ペイにチャージした残高は、サービス利用者が持つ「資金の前払い」としての財産にあたり、一般的には相続財産の対象と考えられています。そのため、相続人が所定の手続きを行えば、残高の返金を受けられる可能性があります。

「相続できるかどうか」は規約次第のところがあります。まずは利用していたサービスのサポート窓口やヘルプページで、死亡時の取り扱いを確認するのが最初の一歩です。

2. 返金申請の基本的な流れと必要書類

サービスごとに細かな違いはありますが、おおむね次のような流れで進みます。

必要書類や申請方法は制度・サービスの仕様変更で変わることがあるため、必ず各サービスの最新のヘルプページやサポート窓口で確認してください。

3. 本人確認済みアカウントが厄介な理由

PayPayや楽天ペイでは、一定額以上のチャージや銀行口座連携などを行う際に、eKYC(オンラインでの本人確認)を済ませていることがあります。本人確認済みのアカウントは、不正利用を防ぐ目的でセキュリティが強化されているため、死後の手続きがより煩雑になりやすい傾向があります。

スマホ本体のロック解除についての考え方は、別記事「スマホのロック解除」でも触れていますので、合わせて確認しておくと手続きの見通しが立てやすくなります。

4. 少額残高が見落とされやすい理由

数百円〜数千円程度の残高であれば、「手続きの手間に対して見合わない」と感じて、そのまま放置されるケースも少なくありません。しかし、スマホ決済サービスは複数を併用している方が多く、1つ1つは少額でも合計すると見過ごせない金額になることがあります。

5. 生前にできる備え

スマホ決済の残高は、死後に家族が「そもそも存在に気づけない」ことが最大の問題です。生前のうちに、利用しているサービス名だけでも記録しておくと、家族が手続きの有無を判断しやすくなります。

デジタル遺品全般の整理の考え方は「デジタル遺品の整理」でも詳しく解説しています。

使っているサービスを、まとめて記録

ReliefNote では、利用中のスマホ決済サービスや各種契約を1か所に記録できます。残高の金額まで書く必要はなく、「何を使っているか」が分かるだけで、ご家族の手続きの見落としを減らせます。無料。

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6. よくある質問

親が亡くなった場合、PayPayや楽天ペイの残高はどうなりますか?

残高は原則として相続財産にあたり、相続人からの申請により返金を受けられます。ただし各サービスで申請方法・必要書類・対応窓口が異なるため、まずは利用していたサービスのサポート窓口に死亡したことを連絡する必要があります。

返金の申請にはどんな書類が必要ですか?

一般的には死亡を証明する書類(除籍謄本や死亡診断書の写しなど)と、申請者が相続人であることを証明する書類(戸籍謄本など)が求められます。必要書類はサービスごとに異なるため、事前に窓口へ確認するのが確実です。

本人確認済みのアカウントは解約しにくいのですか?

eKYCなどの本人確認を済ませたアカウントは、不正利用防止のためロックや解約の手続きが厳格になりがちです。パスワードやアプリのロック解除ができないと、サポート窓口を通じた本人死亡の証明と相続人確認が必要になり、時間がかかることがあります。

残高が少額でも手続きしたほうがいいですか?

少額の場合は手続きの手間に対して見合わないと感じがちですが、複数のスマホ決済サービスに分散していると合計額が見落とされやすくなります。利用していたサービスを一覧にしておくことで、漏れを防ぎやすくなります。

リリーフノート
北林 歩 ReliefNote 創業者。家族の重要情報マネージャ「ReliefNote」を開発。