エンディングノートに何を書く?家族が本当に助かる項目リスト
エンディングノートには、①基本情報 ②口座・保険・契約 ③スマホやPCの解除方法の保管場所 ④医療・介護の希望と連絡してほしい人 ⑤葬儀・お墓の希望を書きます。核心は「家族が探し回らずに済むよう、どこに何があるかを残す」こと。パスワードそのものは書かず、保管場所を伝えます。
エンディングノートは、いざという時に家族が困らないための「情報の地図」です。決まった形式はなく、市販のノートでもふつうのノートでも構いません。大切なのは、きれいに全部埋めることではなく、家族が本当に必要とする情報から書き始めること。ここでは、項目をチェックリスト形式で整理します。書けるところから、少しずつで大丈夫です。
1. 基本情報とお金まわり(口座・保険・契約)
もっとも家族が助かるのが、この「お金と契約のありか」です。金額まで細かく書く必要はありません。「どこにあるか」が分かれば十分です。
- 基本情報 — 氏名・生年月日・本籍地、マイナンバーや健康保険の保管場所、かかりつけ医。
- 銀行口座 — 銀行名・支店名・口座の種類。通帳やキャッシュカードの保管場所もあわせて。
- 保険 — 生命保険・医療保険・共済など。保険会社名と証券の保管場所。受取人が誰かも分かると安心です。
- 年金・その他資産 — 年金の種類、証券口座、不動産など。
- 毎月の契約・支払い — 公共料金、通信、サブスク、クレジットカード、ローンや借入。引き落とし口座とセットで。
2. スマホ・PCは「解除方法の保管場所」を書く
近年いちばん家族が困るのが、故人のスマホやパソコンを開けないことです。写真、連絡先、ネット銀行、サブスクの解約まで、多くがこの中にあります。ただし、暗証番号やパスワードそのものはノートに書かないでください。ノートを紛失・盗難したときに悪用される恐れがあるためです。
- スマホ・PCの「解除方法をどこに保管しているか」 — 例:「金庫の中の封筒」「別のパスワード帳」など、場所だけを書く。
- 使っている主なサービス — ネット銀行、証券、キャリア、主なサブスク(IDのみ、パスワードは書かない)。
- SNSやメールの扱いの希望 — 削除してほしい/残してほしい、など。
3. 医療・介護の希望と、連絡してほしい人
判断が難しい場面で家族の支えになるのが、本人の希望です。「こうしてほしい」が分かるだけで、家族は迷いや後悔を減らせます。
- 医療の希望 — 病名や余命の告知、延命治療についての考え、かかりつけ医や持病・常用薬。
- 介護の希望 — 在宅か施設か、介護をお願いしたい人、費用の考え方。
- 連絡してほしい人リスト — 親族、友人、仕事関係など。名前・関係・連絡先を、「もしもの時に知らせてほしい人」として整理します。
4. 葬儀・お墓の希望
葬儀は、亡くなってすぐに家族が決めなければならないことが多い場面です。希望が書いてあると、家族は「これでよかったのか」と悩まずに済みます。
- 葬儀の形 — 一般葬・家族葬・直葬など、規模や呼びたい人の範囲。
- 宗教・宗派 — 菩提寺や依頼したい寺社があれば連絡先も。
- 生前契約・互助会 — 加入している場合はその連絡先と保管書類の場所。
- お墓・供養 — 既存のお墓、納骨の希望、承継者について。
- 遺影や流したい音楽 — 希望があれば書いておくと家族の助けになります。
亡くなった直後の家族の動きについては、親が亡くなったら、まず何をする?やることリストと順番もあわせてご覧ください。エンディングノートがあると、この一連の手続きが大きく楽になります。
5. エンディングノートに法的効力はない(遺言書との違い)
ここは大切なポイントです。エンディングノートには法的な効力がありません。「財産を誰にどう分けるか」といった、法的に確実にしたい内容は、エンディングノートに書いても効力を持たないのです。
財産の分け方などを法的に定めたい場合は、法律で決められた形式の遺言書で残す必要があります。両者は競合するものではなく、役割が違います。
| エンディングノート | 遺言書 | |
|---|---|---|
| 法的効力 | なし | あり |
| 形式 | 自由 | 法律で決まった形式が必要 |
| 主な役割 | 情報・希望を幅広く伝える | 財産の分け方などを法的に定める |
| 書きやすさ | 気軽に書ける | 要件を満たす必要がある |
「どこに何があるか」を、迷わず整理
ReliefNote は、口座・保険・契約・連絡先・希望を、必要な項目だけ順番に案内しながらまとめられます。パスワードは値でなく保管場所を残す設計。家族はいざという時、探し回らずに済みます。無料。
ReliefNote を無料で使ってみる6. よくある質問
大きく5つです。基本情報、口座・保険・契約などのお金まわり、スマホやPCの解除方法の保管場所、医療・介護の希望と連絡してほしい人、葬儀・お墓の希望。要点は「家族が探し回らずに済むよう、どこに何があるかを書く」ことです。
パスワードや暗証番号そのものは書かないことをおすすめします。紛失・盗難時に悪用される恐れがあるためです。代わりに「一覧をどこに保管しているか」「解除方法をどこに書いているか」という保管場所を伝えましょう。
法的効力はありません。財産の分け方など法的に確実にしたい内容は、法律で定められた形式の遺言書で残す必要があります。エンディングノートは希望や情報を家族に伝えるためのものと考えてください。
遺言書は財産の分け方などを法的に定めるもので、決められた形式が必要です。エンディングノートは形式が自由で情報や希望を幅広く残せますが、法的効力はありません。両方を用意し、役割を分けて使うと安心です。
