生前の備え

エンディングノートに何を書く?家族が本当に助かる項目リスト

2026年7月12日監修:ReliefNote 創業者 北林 歩読了 約8分
結論

エンディングノートには、①基本情報 ②口座・保険・契約 ③スマホやPCの解除方法の保管場所 ④医療・介護の希望と連絡してほしい人 ⑤葬儀・お墓の希望を書きます。核心は「家族が探し回らずに済むよう、どこに何があるかを残す」こと。パスワードそのものは書かず、保管場所を伝えます。

この記事の内容
  1. 基本情報とお金まわり(口座・保険・契約)
  2. スマホ・PCは「解除方法の保管場所」を書く
  3. 医療・介護の希望と、連絡してほしい人
  4. 葬儀・お墓の希望
  5. エンディングノートに法的効力はない(遺言書との違い)
  6. よくある質問

エンディングノートは、いざという時に家族が困らないための「情報の地図」です。決まった形式はなく、市販のノートでもふつうのノートでも構いません。大切なのは、きれいに全部埋めることではなく、家族が本当に必要とする情報から書き始めること。ここでは、項目をチェックリスト形式で整理します。書けるところから、少しずつで大丈夫です。

1. 基本情報とお金まわり(口座・保険・契約)

もっとも家族が助かるのが、この「お金と契約のありか」です。金額まで細かく書く必要はありません。「どこにあるか」が分かれば十分です。

口座は名義人の死亡を金融機関が知った時点で凍結されます。だからこそ「どこに口座があるか」が家族に伝わっているだけで、その後の手続きが大きくスムーズになります。

2. スマホ・PCは「解除方法の保管場所」を書く

近年いちばん家族が困るのが、故人のスマホやパソコンを開けないことです。写真、連絡先、ネット銀行、サブスクの解約まで、多くがこの中にあります。ただし、暗証番号やパスワードそのものはノートに書かないでください。ノートを紛失・盗難したときに悪用される恐れがあるためです。

パスワードは「値」でなく「ありか」を残すのが鉄則です。番号そのものを書き込むと、ノートが漏れたときに口座やスマホがそのまま危険にさらされます。保管場所さえ伝われば、家族は必要なときにたどり着けます。

3. 医療・介護の希望と、連絡してほしい人

判断が難しい場面で家族の支えになるのが、本人の希望です。「こうしてほしい」が分かるだけで、家族は迷いや後悔を減らせます。

4. 葬儀・お墓の希望

葬儀は、亡くなってすぐに家族が決めなければならないことが多い場面です。希望が書いてあると、家族は「これでよかったのか」と悩まずに済みます。

亡くなった直後の家族の動きについては、親が亡くなったら、まず何をする?やることリストと順番もあわせてご覧ください。エンディングノートがあると、この一連の手続きが大きく楽になります。

5. エンディングノートに法的効力はない(遺言書との違い)

ここは大切なポイントです。エンディングノートには法的な効力がありません。「財産を誰にどう分けるか」といった、法的に確実にしたい内容は、エンディングノートに書いても効力を持たないのです。

財産の分け方などを法的に定めたい場合は、法律で決められた形式の遺言書で残す必要があります。両者は競合するものではなく、役割が違います。

エンディングノート遺言書
法的効力なしあり
形式自由法律で決まった形式が必要
主な役割情報・希望を幅広く伝える財産の分け方などを法的に定める
書きやすさ気軽に書ける要件を満たす必要がある
おすすめは両方を用意し、役割を分けて使うことです。情報や希望はエンディングノートに、財産の分け方など法的に確実にしたいことは遺言書に。遺言書の作成は、内容によって専門家に相談すると安心です。

「どこに何があるか」を、迷わず整理

ReliefNote は、口座・保険・契約・連絡先・希望を、必要な項目だけ順番に案内しながらまとめられます。パスワードは値でなく保管場所を残す設計。家族はいざという時、探し回らずに済みます。無料。

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6. よくある質問

エンディングノートには何を書けばいい?

大きく5つです。基本情報、口座・保険・契約などのお金まわり、スマホやPCの解除方法の保管場所、医療・介護の希望と連絡してほしい人、葬儀・お墓の希望。要点は「家族が探し回らずに済むよう、どこに何があるかを書く」ことです。

暗証番号やパスワードは書いてもいい?

パスワードや暗証番号そのものは書かないことをおすすめします。紛失・盗難時に悪用される恐れがあるためです。代わりに「一覧をどこに保管しているか」「解除方法をどこに書いているか」という保管場所を伝えましょう。

エンディングノートに法的な効力はある?

法的効力はありません。財産の分け方など法的に確実にしたい内容は、法律で定められた形式の遺言書で残す必要があります。エンディングノートは希望や情報を家族に伝えるためのものと考えてください。

エンディングノートと遺言書はどう違う?

遺言書は財産の分け方などを法的に定めるもので、決められた形式が必要です。エンディングノートは形式が自由で情報や希望を幅広く残せますが、法的効力はありません。両方を用意し、役割を分けて使うと安心です。

ReliefNote
北林 歩 ReliefNote 創業者。家族の重要情報マネージャ「ReliefNote」を開発。