お金・財産

親の銀行口座は凍結される?凍結前にやるべきことと引き出し方

2026年7月11日監修:ReliefNote 創業者 北林 歩読了 約8分
結論

死亡と同時に自動で凍結されるわけではなく、銀行が名義人の死亡を知った時点で口座が凍結され、入出金や引き落としが止まります。凍結後の引き出しには相続の手続きが必要ですが、当面の費用のために払い戻し(仮払い)制度で一定額を先に引き出せます。

この記事の内容
  1. 口座はいつ凍結される?
  2. 凍結される前に確認しておくこと
  3. 凍結後にお金を引き出す流れ
  4. 払い戻し(仮払い)制度の概要
  5. 必要な書類
  6. よくある質問

親が亡くなったあと、多くのご家族がまず不安に感じるのが「口座はどうなるのか」「お金は引き出せるのか」という点です。葬儀費用や当面の生活費もあり、切実な問題です。この記事では、口座が凍結される仕組みと、凍結の前後でやっておきたいことを、順を追って整理します。

1. 口座はいつ凍結される?

よくある誤解ですが、亡くなった瞬間に口座が自動で止まるわけではありません。役所に死亡届を出しても、その情報が銀行に自動で伝わることはありません。

「知られなければ凍結されない」と考えて連絡を先延ばしにするのは避けましょう。あとから他の相続人とのトラブルにつながることがあります。手続きは正しい順番で進めるのが結果的にいちばん安全です。

2. 凍結される前に確認しておくこと

口座が凍結されると、そこから出ていくお金も止まります。連絡の前に、次の点を確認しておくと後の手続きがスムーズです。

親がどの銀行に口座を持っているかが分からず、家族が探し回るケースは少なくありません。生前に「どこに何があるか」を一覧にしておくと、こうした手間を大きく減らせます。詳しくは親が亡くなったら、まず何をする?やることリストと順番もあわせてご覧ください。

3. 凍結後にお金を引き出す流れ

凍結された口座のお金は、相続の手続きを経て引き出します。おおまかな流れは次のとおりです。

全体の相続がまとまるまでには時間がかかることもあります。その間の葬儀費用や当面の支払いに困らないよう、次に説明する払い戻し(仮払い)制度が用意されています。

4. 払い戻し(仮払い)制度の概要

遺産分割が終わる前でも、相続人が単独で、一定額まで預貯金を引き出せる制度です。葬儀費用や生活費など、急ぎの支払いに充てられます。

上限額・手数料・受付方法などの詳細は、金融機関によって異なります。ここでは一般的な説明にとどめています。実際の金額や手続きは、必ず口座のある銀行の最新の案内をご確認ください。

5. 必要な書類

払い戻しや名義変更では、相続人であることや相続関係を示す書類が求められます。必要書類は金融機関や手続きの種類で異なりますが、一般的には次のようなものです。

戸籍は複数の役所にまたがって取り寄せる必要があることも多く、集めるのに時間がかかります。法定相続情報一覧図(法務局が発行する相続関係の証明)を用意しておくと、各金融機関での手続きが進めやすくなります。

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ReliefNote は、どの銀行に口座があるか、保険や契約はどこか、といった「家族が必要とする情報」を1か所に記録できます。いざという時、ご家族が探し回らずに済みます。無料。

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6. よくある質問

親が亡くなると銀行口座はすぐに凍結される?

死亡と同時に自動で凍結されるわけではありません。銀行が名義人の死亡を知った時点で口座が凍結され、入出金や引き落としができなくなります。銀行が死亡を知るのは、遺族からの連絡がきっかけになることが多いです。

凍結された口座からお金を引き出すには?

相続の手続き(払い戻し・名義変更・解約)を経て引き出します。相続人であることを示す戸籍などを金融機関に提出します。当面の費用のために、遺産分割の前でも一定額を引き出せる払い戻し(仮払い)制度もあります。上限額や必要書類は金融機関により異なります。

凍結される前に引き出しておいても大丈夫?

引き出したお金は相続財産の一部として扱われます。勝手に使うと相続人間のトラブルや、相続放棄ができなくなる原因になることがあります。引き出す場合も、何にいくら使ったかを記録し、他の相続人と共有しておきましょう。

払い戻し(仮払い)制度の必要書類は?

一般的には、故人の出生から死亡までの戸籍、相続人全員を確認できる戸籍、手続きをする方の印鑑証明書などです。遺産分割協議書や遺言書がある場合はそれも使います。必要書類は金融機関により異なるため、事前に確認しましょう。

ReliefNote
北林 歩 ReliefNote 創業者。家族の重要情報マネージャ「ReliefNote」を開発。