契約解約・お金

親が亡くなったときのSuica・PASMO払い戻し手続き|必要書類と窓口

2026年8月21日監修:ReliefNote 創業者 北林 歩読了 約6分
結論

無記名式のSuica・PASMOなら、鉄道会社の窓口にカードを持って行くだけで残高と預り金を払い戻せます。記名式やモバイルSuicaは本人確認・続柄の証明が必要になる場合があるため、窓口や事業者へ事前確認が安心です。

この記事の内容
  1. 無記名式と記名式の違い
  2. 無記名式カードの払い戻し方法
  3. 記名式カードの払い戻し方法
  4. モバイルSuica・モバイルPASMOの場合
  5. 払い戻される金額と預り金の扱い
  6. よくある質問

財布の中や引き出しから、親のSuicaやPASMOが出てくることは珍しくありません。少額とはいえ、そのままにしておくのはもったいないものです。実は、カードの種類によって手続きの仕方がまったく違います。まずはお手元のカードが「無記名式」か「記名式」かを確認するところから始めましょう。

1. 無記名式と記名式の違い

Suica・PASMOには大きく分けて2つの種類があります。

カードの種類が分からないときは、券面に氏名の印字があるかどうかを確認するか、鉄道会社・バス会社の窓口で確認してもらうと確実です。

2. 無記名式カードの払い戻し方法

無記名式のSuica・PASMOは、名義が特定の個人に紐づいていないため、カードを持参すれば誰でも払い戻しの手続きができます。死亡診断書などの提出を求められることは基本的にありません。

手続きにかかる時間は短く、その場で残高と預り金が現金で戻ってきます(預り金の扱いは後述します)。

3. 記名式カードの払い戻し方法

記名式のカードは、名義人本人以外が手続きする場合、名義人が亡くなっている事実や、手続きをする人が家族であることの確認を求められることがあります。求められる書類は窓口や状況によって異なりますが、一般的には次のようなものが想定されます。

求められる書類は事業者や状況によって異なります。手続きに行く前に、電話などで必要書類を確認しておくと、二度手間を防げます。

4. モバイルSuica・モバイルPASMOの場合

スマートフォンのアプリで使うモバイルSuica・モバイルPASMOは、物理カードと違って個人のアカウントに紐づいています。駅の窓口ではなく、次のような対応が一般的です。

モバイルSuica・PASMOのような「スマートフォンの中にある故人の資産」は、いわゆるデジタル遺品の一種でもあります。全体像についてはデジタル遺品の整理に関する記事で詳しく解説しています。

5. 払い戻される金額と預り金(デポジット)の扱い

Suica・PASMOには、カード発行時に預けた「預り金(デポジット、多くの場合500円)」があります。カードを返却して払い戻しを受ける際は、次の合計から手数料が差し引かれる場合があります。

項目内容
チャージ残高カードに残っている利用可能な金額
預り金(デポジット)カード発行時に預けた金額。返却時に戻る
手数料事業者や利用状況により、差し引かれる場合がある

金額の詳細な計算方法や手数料の有無は事業者によって異なるため、窓口で確認するのが確実です。少額であっても、故人の財産の一部として整理しておくことをおすすめします。相続全体の期限については相続の期限一覧の記事もご参照ください。

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6. よくある質問

親が死亡したらSuicaやPASMOの残高はどうすればいいですか?

無記名式のカードなら、鉄道会社・バス会社の窓口にカードを持参すれば、残高と預り金(デポジット)をその場で払い戻せます。記名式やモバイルSuicaの場合は、本人確認書類や続柄が分かる書類が必要になることがあります。

Suicaの払い戻しに死亡診断書は必要ですか?

無記名式カードでは基本的に不要です。記名式カードやモバイルSuicaの解約では、窓口や事業者によって死亡の事実が分かる書類の提示を求められる場合があるため、事前に窓口へ確認すると確実です。

モバイルSuicaはどこに連絡すればいいですか?

モバイルSuicaはスマートフォンのアプリに紐づいた個人のアカウントのため、駅の窓口ではなくJR東日本のモバイルSuicaセンター(お問い合わせ窓口)に連絡し、退会・払い戻しの案内を受けます。スマートフォンの操作が必要な場合もあります。

払い戻しをしないとどうなりますか?

残高やデポジットが自動的に消えるわけではありませんが、長期間そのままにしておくと存在を忘れてしまいがちです。金額は小さくても、故人の財産の一部として整理しておくと安心です。

リリーフノート
北林 歩 ReliefNote 創業者。家族の重要情報マネージャ「ReliefNote」を開発。