お金・財産

遺族年金はいくらもらえる?条件と手続きをわかりやすく

2026年7月12日監修:ReliefNote 創業者 北林 歩読了 約8分
結論

遺族年金には「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」の2種類があり、受け取れるのは亡くなった方に生計を維持されていた家族です。金額は加入状況と家族構成で決まるため一律ではありません。請求先は年金事務所で、正確な額はねんきんダイヤルで確認できます。

この記事の内容
  1. 遺族基礎年金と遺族厚生年金の違い
  2. 受け取れるのはどんな人か
  3. 金額の考え方(一律ではない理由)
  4. 請求先と必要書類
  5. 「どこに何があるか」で手続きは変わる
  6. よくある質問

大切な方を亡くしたあと、残された家族の暮らしを支える仕組みのひとつが「遺族年金」です。名前は聞いたことがあっても、「うちはもらえるのか」「いくらになるのか」は分かりにくいものです。この記事では、種類・条件・手続きの流れを、落ち着いて確認できるように整理します。

1. 遺族基礎年金と遺族厚生年金の違い

遺族年金は大きく2種類あります。亡くなった方がどの年金に加入していたかで、どちらを(あるいは両方を)受け取れるかが変わります。

亡くなった方が会社員などで厚生年金に加入し、かつ子のある配偶者がいる場合などは、遺族基礎年金と遺族厚生年金の両方を受け取れることがあります。どちらに該当するかは、加入記録を確認すると分かります。

2. 受け取れるのはどんな人か

どちらの年金も、亡くなった方に生計を維持されていた家族が対象です。続柄によって優先順位や要件が異なります。

どちらの年金も、亡くなった方について保険料の納付要件(一定期間きちんと納めていた、免除を受けていた等)を満たしている必要があります。該当するかどうかの判断は、年金事務所で加入記録をもとに確認するのが確実です。

3. 金額の考え方(なぜ一律ではないのか)

「遺族年金はいくら?」という問いに、ひとつの決まった金額で答えることはできません。次の要素によって人それぞれ変わるからです。

このように金額は個々の状況で組み立てられるため、インターネット上の一般的な数字をそのまま自分の家庭に当てはめることはできません。正確な見込み額は、年金事務所または「ねんきんダイヤル」で、加入記録をもとに確認してください。相談は無料で、家族構成を伝えれば具体的な試算を案内してもらえます。

4. 請求先と必要書類

遺族年金は、自分から請求しないと受け取れません(自動では始まりません)。まずは窓口に相談するところから始めます。

おもな請求先

一般的に必要になる書類の例(ご事情で変わるため、事前確認が確実です)

必要書類は、加入していた年金の種類や家族構成によって変わります。そろえる前に一度、年金事務所へ電話で確認しておくと、窓口での二度手間や再訪を防げます。

必要な手続きだけを、順番に

ReliefNote は、あなたの状況に必要な手続きだけを絞り込み、期限や持ち物、相談先まで案内します。生前に記録した年金や口座の情報は、手続きの場面でそのまま使えます。無料。

ReliefNote を無料で使ってみる

5. 「どこに何があるか」で、手続きは大きく変わる

遺族年金の請求でつまずきやすいのは、金額の計算そのものより「亡くなった方の情報が分からない」という場面です。どの年金に入っていたか、基礎年金番号は何番か、勤務先はどこだったか——これらが分からないと、窓口での確認に時間がかかり、受け取りが遅れることもあります。

だからこそ、元気なうちに「年金・口座・保険・契約の情報」を1か所にまとめておくことが、家族にとっていちばんの備えになります。これは亡くなったときだけでなく、入院や介護のときにも同じように役立ちます。亡くなったあとの手続き全体の流れは、親が亡くなったら、まず何をする?やることリストと順番もあわせてご覧ください。

6. よくある質問

遺族年金はいくらもらえますか?

金額は、亡くなった方の加入状況(国民年金か厚生年金か)と家族構成で変わるため、一律ではありません。遺族基礎年金は「基本額+子の人数に応じた加算」、遺族厚生年金は亡くなった方の報酬や加入月数をもとに算出されます。正確な見込み額は年金事務所またはねんきんダイヤルで確認できます。

遺族年金は誰が受け取れますか?

遺族基礎年金は、生計を維持されていた「子のある配偶者」または「子」が対象です。遺族厚生年金は配偶者・子・父母・孫・祖父母などより広い範囲が対象ですが、続柄ごとに優先順位や年齢などの要件があります。どちらも保険料の納付要件を満たす必要があります。

遺族年金の請求先はどこですか?

遺族厚生年金や厚生年金に関わる請求は年金事務所(または街角の年金相談センター)が窓口です。国民年金だけに加入していた方の遺族基礎年金は市区町村役場の年金窓口でも手続きできます。まずは年金事務所かねんきんダイヤルに相談すると確実です。

遺族年金の手続きに必要な書類は?

一般的には、年金請求書、関係が分かる戸籍(除籍)、住民票、亡くなった方の年金の情報、請求者の収入が分かる書類、受取先の預金口座が分かるものなどです。必要書類はご事情で異なるため、事前に年金事務所へ確認すると二度手間を防げます。

ReliefNote
北林 歩 ReliefNote 創業者。家族の重要情報マネージャ「ReliefNote」を開発。