介護・入院

介護離職とは?後悔しないための判断基準と使える制度

2026年10月14日監修:ReliefNote 創業者 北林 歩読了 約9分
結論

介護離職は収入減と再就職の難しさから後悔につながりやすい選択です。辞める前に介護休業・介護休暇などの両立支援制度とケアマネジャーによるサービス調整を必ず確認し、それでも難しい場合に限り、ハローワークで失業保険の相談もしながら検討しましょう。

この記事の内容
  1. 介護離職で後悔する人が多い理由
  2. 離職前に確認したい両立支援制度
  3. 離職を避けるための工夫
  4. 離職後の失業保険(特定理由離職者)手続き
  5. 決断前のチェックリストと相談窓口
  6. よくある質問

親の介護が始まると、「仕事を続けながらでは無理かもしれない」と感じる場面が増えてきます。けれど、介護離職は一度選ぶと後戻りが難しい選択でもあります。この記事では、離職を考える前に確認したい制度と、決断のための具体的な手順を整理します。

1. 介護離職で後悔する人が多い理由

介護を理由に仕事を辞めると、次のような状況に直面しやすくなります。

「辞めれば楽になる」とは限りません。離職は収入と社会的なつながりを同時に失う選択でもあるため、まずは他の選択肢を十分に検討することが大切です。

2. 離職前に確認したい両立支援制度

育児・介護休業法には、仕事と介護を両立するための制度がいくつも用意されています。勤務先の制度を確認する前に、まず法律上の仕組みを知っておきましょう。

これらの制度は会社に申請して初めて使えるものです。利用をためらわず、まずは人事・総務の窓口に相談することから始めてみてください。

3. 離職を避けるための工夫

介護と仕事の両立は、制度と介護サービスを組み合わせることで続けられる場合があります。

介護保険の申請手順については、介護保険の申請方法の記事も参考にしてください。入院から介護が始まる場合の最初の動き方は、入院・介護が始まったときにやることで整理しています。

4. 離職後の失業保険(特定理由離職者)手続き

検討を重ねたうえでなお離職を選ぶ場合、ハローワークでの失業保険の手続きを知っておくと安心です。

給付の条件や期間は、雇用保険の加入期間や離職理由の認定状況によって変わります。離職前にハローワークへ相談し、見通しを立てておくことをおすすめします。

5. 決断前のチェックリストと相談窓口

離職を決める前に、次の項目を確認しておきましょう。

相談先としては、勤務先の人事・総務窓口、地域包括支援センター、ケアマネジャー、ハローワークなどがあります。一人や家族だけで抱え込まず、早い段階で複数の窓口に相談することが、後悔のない判断につながります。

介護が始まる前後に家族で共有しておきたい情報の整理方法は、親と「もしも」の話をする方法でも紹介しています。

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6. よくある質問

介護離職とは何ですか?

家族の介護を理由に、それまで続けていた仕事を辞めることです。収入が途絶えたうえに再就職が難しく、後悔につながるケースが多いため、離職の前に両立支援制度や介護サービスの活用を検討することが勧められています。

介護休業と介護休暇の違いは何ですか?

介護休業は対象家族1人につき通算93日まで、最大3回に分けて取得できる休業です。介護休暇は対象家族1人につき年5日(2人以上は年10日)まで、通院の付き添いなど短時間の用事に使える休暇です。いずれも勤務先への申請が必要です。

介護離職した場合、失業保険はもらえますか?

家族の介護を理由に離職した場合、ハローワークで「特定理由離職者」と認定されると、自己都合退職よりも早く失業保険(基本手当)を受け取れる場合があります。認定の可否は個別の状況により異なるため、離職前にハローワークへ確認しておくと安心です。

仕事を辞めずに介護を続けるにはどうすればいいですか?

ケアマネジャーに相談してショートステイやデイサービスなど介護サービスを組み合わせ、勤務先の時短勤務・介護休業・介護休暇などの制度を併用する方法があります。一人で抱え込まず、地域包括支援センターなどの窓口に早めに相談することが大切です。

リリーフノート
北林 歩 ReliefNote 創業者。家族の重要情報マネージャ「ReliefNote」を開発。