デジタル遺品

親のパソコンのパスワードがわからない時の解除方法

2026年10月4日監修:ReliefNote 創業者 北林 歩読了 約8分
結論

Windowsは回復環境や別アカウントからの初期化、Macはリセット画面からの再設定で解除を試せますが、データ消失や暗号化による復旧不可のリスクがあります。重要なデータがある場合は、自分で操作する前に専門業者への相談も検討しましょう。

この記事の内容
  1. Windowsのパスワード解除方法と注意点
  2. Macのパスワード解除方法と注意点
  3. 自分で解除を試す際のリスク
  4. 専門業者に依頼する場合の費用相場と選び方
  5. パソコンの中身と相続財産の調査の関係
  6. 解除後に確認すべきデータの整理手順
  7. よくある質問

親が使っていたパソコンを開こうとしたら、ログインパスワードがわからず先に進めない——これはデジタル遺品の整理でよく起こる壁です。写真や連絡先だけでなく、口座情報や契約関係の手がかりがパソコンの中に残っていることもあるため、慌てて操作する前に、方法とリスクを知っておくことが大切です。

1. Windowsのパスワード解除方法と注意点

Windowsの場合、OSのバージョンやログイン方式(ローカルアカウント/Microsoftアカウント)によって対処が変わります。代表的な方法は次の通りです。

「このPCを初期状態に戻す」や再インストールを選ぶと、写真や文書などの個人データが消えてしまう設定があります。パスワードが分からず内容も確認できない状態では、何が消えるか判断できないことを前提に、安易に実行しないでください。

2. Macのパスワード解除方法と注意点

Macの場合も仕組みはWindowsと似ていますが、操作画面や呼び出し方が異なります。

3. 自分で解除を試す際のリスク

パスワード解除には、知っておくべきリスクがあります。

「とにかく開けたい」という気持ちはよくわかりますが、中のデータが必要かどうかを先に考えることが重要です。中身が不要であれば初期化で解決しますが、写真や書類を残したい場合は、次の章で紹介する専門業者への相談も視野に入れましょう。関連記事「デジタル遺品の整理方法」も参考になります。

4. 専門業者に依頼する場合の費用相場と選び方

データを残したまま解除したい場合や、自分で操作する不安がある場合は、データ復旧・パスワード解除を専門に扱う業者に相談する方法があります。費用は機種の状態や暗号化の有無、依頼内容によって幅があり、一概にはいえません。依頼前に次の点を確認しましょう。

「必ず解除できる」「今すぐ契約すれば安くなる」といった強い誘導をする業者には注意が必要です。落ち着いて複数の業者を比較検討してください。

5. パソコンの中身と相続財産の調査の関係

親のパソコンには、ネットバンキングの利用履歴、証券会社からのメール、オンライン契約の確認通知などが残っていることがあります。これらは相続財産の全体像を把握する手がかりになる場合があります。

パソコンの中を確認する際は、独断で進めず、他の相続人となる家族と情報を共有しながら進めることをおすすめします。口座の凍結や相続全体の流れについては「銀行口座凍結の手続き」も合わせてご確認ください。

6. 解除後に確認すべきデータの整理手順

無事にログインできたら、次の順番で確認していくと整理がしやすくなります。

これらの情報は、パソコンの中だけでなく生前に家族で共有できていれば、こうした手間や不安を減らすことができます。

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7. よくある質問

親が亡くなった後、パソコンのパスワードがわからず開けない時はどうすればいいですか?

Windowsはリカバリーや別アカウントでのログイン初期化、Macはリセット用の画面からパスワード再設定を試す方法があります。ただしデータ消失や暗号化で復旧不可になるリスクがあるため、重要なデータが入っている場合は自分で操作する前に専門業者への相談も検討してください。

自分でパスワードを解除しても大丈夫ですか?

手順によってはパソコン内のデータがすべて消えてしまう場合があります。特にBitLockerやFileVaultなどの暗号化機能が有効な場合、正しい回復キーがないとデータの復旧が不可能になることがあるため、慎重に判断する必要があります。

専門業者に依頼するといくらくらいかかりますか?

依頼内容やパソコンの状態によって幅があり、一概にはいえません。見積もりの時点で作業内容・データ保全の方法・料金の内訳を明確に説明してくれる業者を選ぶことが大切です。

パソコンの中身は相続財産の調査に関係しますか?

パソコン内のメールやブラウザの履歴、保存データから、口座・証券・契約の情報が見つかることがあります。相続財産の全体像を把握するうえで手がかりになる場合があるため、他の家族と共有しながら慎重に確認することをおすすめします。

リリーフノート
北林 歩 ReliefNote 創業者。家族の重要情報マネージャ「ReliefNote」を開発。