お金・デジタル遺品

家族が亡くなった後のポイント・マイル失効を防ぐ手続き

2026年9月3日監修:ReliefNote 創業者 北林 歩読了 約8分
結論

楽天ポイントやマイル、Amazonギフト残高の多くは規約上「一身専属」で相続の対象外とされ、死亡が確認されると失効するのが一般的です。ただしANA・JALマイルなど一部で家族間移行の例外制度があり、交通系電子マネーは払い戻しに応じてもらえる場合があります。サービスごとに規約と窓口を確認しましょう。

この記事の内容
  1. なぜポイント・マイルは相続できないのか
  2. 生前にできる共有対策(家族カード・家族会員)
  3. ANA・JALマイルの家族間移行制度
  4. Amazonギフト券・電子マネー残高の扱い
  5. 死後の連絡・退会手続きの進め方
  6. よくある質問

スマートフォンの中には、現金と同じように使えるポイントやマイル、電子マネー残高が眠っていることがあります。しかし、これらの多くは銀行預金とは違い、「相続財産」として扱われないことをご存じでしょうか。ここでは、失効を防ぐためにできることと、亡くなった後の手続きの進め方を整理します。デジタル遺品全般の整理方法もあわせてご覧ください。

1. なぜポイント・マイルは相続できないのか

楽天ポイント、Tポイント、dポイント、各種航空会社のマイルなどは、多くの場合会員規約で「本人一身専属の権利であり、譲渡・相続はできない」と定められています。これは金融資産ではなく、あくまで各社が提供する「サービス上の特典」という位置づけによるものです。

「相続できるかどうか」はサービスごとに規約が異なります。同じ「ポイント」という言葉でも、扱いは一様ではありません。心配な場合は各社のカスタマーサポートに直接問い合わせるのが確実です。

2. 生前にできる共有対策(家族カード・家族会員)

失効してからでは打つ手が限られるため、元気なうちの共有対策が最も有効です。

3. ANA・JALマイルの家族間移行制度

航空会社のマイルについては、一般的なポイントと異なり、一定の条件のもとで家族間のマイル移行や共有を認める制度を設けている場合があります。

マイルの家族間移行は、思い立ってすぐにできるとは限りません。会員本人による生前の申込みや設定が前提となっている制度もあるため、早めに各社の案内を確認しておくと安心です。

4. Amazonギフト券・電子マネー残高の扱い

デジタル資産といっても、性質によって死後の扱いは分かれます。

電子マネー・キャッシュレス決済の整理についてはデジタル遺品の記事でも詳しく触れています。

5. 死後の連絡・退会手続きの進め方

実際に手続きを進める際は、次の流れが基本になります。

クレジットカード付帯のポイントについてはクレジットカード解約の手続きもあわせて確認しておくとスムーズです。

「どのサービスに何が残っているか」をまとめておく

ReliefNote は、ポイント・マイル・電子マネーを含む家族の重要情報を1か所に記録し、いざという時に必要な手続きだけを案内します。生前の備えが、そのまま家族の手続きに役立ちます。無料。

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6. よくある質問

親が亡くなったら、楽天ポイントやAmazonギフト残高はどうなりますか?

多くのポイント・電子マネーサービスは会員規約で「一身専属」とされ、相続の対象にならず、死亡が確認されると失効するのが一般的です。サービスごとに規約が異なるため、各社への確認が必要です。

ANAやJALのマイルは相続できますか?

ANA・JALともマイル自体の相続は原則できませんが、一定の条件のもとで家族間のマイル移行制度が用意されている場合があります。可否や条件は改定されることがあるため、各社の最新の案内を確認してください。

Suicaやパスモの残高は払い戻してもらえますか?

交通系電子マネーは、記名式カードであれば相続人からの申し出により、発行会社所定の手続きで残高の払い戻しに応じてもらえる場合があります。必要書類や手数料はカード発行会社に確認します。

ポイント失効を防ぐために生前にできることはありますか?

家族カードや家族会員登録でポイントを共有できるサービスを選んでおく、有効期限が近いポイントは早めに使い切る、どのサービスに何が残っているかを一覧化しておく、といった備えが有効です。

リリーフノート
北林 歩 ReliefNote 創業者。家族の重要情報マネージャ「ReliefNote」を開発。