相続

相続税申告を税理士に依頼するといくら?費用相場と自分で申告する場合の違い

2026年9月23日監修:ReliefNote 創業者 北林 歩読了 約8分
結論

税理士に相続税申告を依頼する費用は、遺産総額の0.5〜1%程度が目安とされることが多いです。不動産や非上場株式の評価、相続人・土地の数が増えると加算される傾向があり、事務所ごとに料金体系は異なります。

この記事の内容
  1. 税理士報酬の一般的な相場
  2. 費用が変わる要因
  3. 自分で申告する場合との比較
  4. 相続に強い税理士の選び方
  5. 依頼のベストタイミング(期限10か月から逆算)
  6. よくある質問

相続税の申告は、必要な人だけが行う手続きです。基礎控除(3000万円+600万円×法定相続人の数)を超える遺産がある場合に申告義務が生じます。「自分でできるのか、専門家に頼むべきか」を考えるとき、まず気になるのが費用です。この記事では、税理士報酬の相場と、自分で申告する場合との違いを整理します。

1. 税理士報酬の一般的な相場

相続税申告を税理士に依頼する場合の報酬は、遺産総額に対する一定の割合で計算する料金体系をとる事務所が多く見られます。目安としてよく紹介されるのが遺産総額の0.5〜1%程度という水準です。

この相場はあくまで一般的な傾向であり、事務所や地域、案件の内容によって異なります。実際の依頼前には、複数の事務所から見積りを取り、料金の根拠を確認することをおすすめします。

2. 費用が変わる要因

同じ遺産総額でも、内容によって作業量は大きく変わります。次のような要素が加算の要因になりやすいとされています。

見積りを取る際は、「何が基本料金に含まれ、何が加算対象なのか」を事前に確認しておくと、後から想定外の費用が発生する事態を避けやすくなります。

3. 自分で申告する場合との比較

相続税の申告は、税理士に頼まず自分で行うことも制度上は可能です。それぞれのメリット・デメリットを整理します。

財産のなかに不動産や非上場株式が含まれる場合、評価方法によって税額が変わることがあります。財産構成が複雑な場合は、まず税理士に相談し、依頼するかどうかを判断するのも一つの方法です。

4. 相続に強い税理士の選び方

税理士にも得意分野があり、相続税申告の経験が少ない事務所に依頼すると、評価や特例適用の判断に差が出ることもあります。依頼先を検討する際の確認ポイントは次の通りです。

財産や連絡先の情報を家族内で整理しておくと、税理士に相談する際の準備もスムーズになります。関連する内容は「相続税の基礎控除」の記事でも解説していますので、あわせて確認してみてください。

5. 依頼のベストタイミング(期限10か月から逆算)

相続税の申告・納付期限は、被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内です。この期限から逆算して、依頼のタイミングを考えることが大切です。

時期の目安やること
〜3か月相続放棄の判断と並行して、財産・負債の全体像を把握し始める
3〜4か月準確定申告(4か月以内)と合わせて、税理士への相談を検討する
4〜7か月財産評価・遺産分割の協議を進め、税理士に本格的に依頼する
7〜10か月申告書の作成・提出、納税の準備を進める
不動産や非上場株式など評価に時間がかかる財産がある場合、依頼が遅れるほど作業が慌ただしくなります。遅くとも6〜7か月目までには税理士への相談を検討すると、期限に追われずに準備しやすくなります。

相続の手続きは、財産の情報が整理されているかどうかで進み方が大きく変わります。銀行口座や不動産、保険などの情報を生前から1か所にまとめておくと、相続税申告の準備もスムーズになります。関連して「相続の期限一覧」も参考にしてください。

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6. よくある質問

相続税申告を税理士に頼むと費用はいくらぐらい?

遺産総額の0.5〜1%程度が目安とされることが多いです。事務所によって料金体系は異なり、不動産や非上場株式が多い場合、相続人が多い場合は加算されることがあります。

相続税の申告は自分でもできますか?

財産が現金・預貯金中心で構成がシンプルな場合は自分で申告する方もいます。一方、不動産の評価や特例の適用判断は専門知識が必要になりやすく、税額に差が出ることもあるため、財産構成が複雑な場合は税理士への相談が検討されます。

税理士はいつ頼むのがいいですか?

相続税の申告期限は10か月以内です。財産調査や評価には時間がかかるため、早ければ3〜4か月目、遅くとも6〜7か月目までに依頼を検討すると、期限に追われずに準備できます。

良い税理士を選ぶポイントは?

相続税申告の実績数、土地の評価や特例適用への対応力、料金の見積り根拠が明確かどうかが確認ポイントです。すでに依頼している場合でも、セカンドオピニオンとして他の税理士に相談することもできます。

リリーフノート
北林 歩 ReliefNote 創業者。家族の重要情報マネージャ「ReliefNote」を開発。