デジタル遺品

暗号資産・ネット証券は相続できる?探し方と手続き

2026年7月13日監修:ReliefNote 創業者 北林 歩読了 約7分
結論

暗号資産やネット証券も相続の対象となる財産です。相続人が取引所・証券会社に連絡し、所定の手続きで引き継げます。最大の課題は通帳や郵便物がなく、家族が存在に気づきにくいこと。まずはスマホ・メール・口座の入出金から手がかりを探しましょう。生前にどの会社を使っているかをリスト化しておくのが、いちばんの備えです。

この記事の内容
  1. 気づけないことが最大のリスク
  2. 探し方の具体的な手順
  3. 取引所・証券会社への連絡と手続き
  4. 相続手続きと評価の注意点
  5. 生前のリスト化とパスワード管理
  6. よくある質問

ネット証券の口座や暗号資産は、紙の通帳や郵便物が届かないことが多く、本人以外は存在すら知らないケースが少なくありません。相続財産であるにもかかわらず気づかれないままになると、家族が受け取れないだけでなく、あとで相続税の申告漏れが問題になることもあります。まずは「見つける」ことが出発点です。

1. 気づけないことが最大のリスク

暗号資産・ネット証券の相続で、最初のハードルは手続きよりも「存在に気づけるか」です。

「もしかしたら投資をしていたかも」という心当たりがあれば、早い段階で手がかりを探し始めるのが安心です。関連してデジタル遺品の整理もあわせてご確認ください。

2. 探し方の具体的な手順

次のような場所に、取引の手がかりが残っていることが多いです。順番に確認してみましょう。

端末のロック解除が難しい場合もあります。無理に操作せず、心当たりの会社が分かったら、その会社の公式窓口に相談するのが確実です。

3. 取引所・証券会社への連絡と手続き

利用していた会社が分かったら、各社の公式な窓口に「相続の相談」として連絡します。手続きは会社ごとに異なりますが、大まかな流れは共通しています。

暗号資産は、相続人が受け取るために新たに口座開設が必要な場合もあります。取り扱いは会社によって差があるため、必ず公式窓口の案内を確認しましょう。

4. 相続手続きと評価の注意点

暗号資産・ネット証券は、他の財産と同じく相続財産に含めて遺産分割や相続税を考えます。

相続全体の期限は相続手続きの期限一覧で確認できます。

5. 生前のリスト化とパスワード管理

これらの資産は、本人が元気なうちに家族へ「所在」を伝えておくことで、探す苦労を大きく減らせます。

大切なのは、「どこに何があるか」を家族が探せる状態にしておくこと。書き方に迷うときは、エンディングノートの書き方も参考になります。

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6. よくある質問

故人の暗号資産やネット証券はどうなる?

相続の対象となる財産です。相続人が取引所や証券会社に連絡し、所定の手続きで引き継げます。最大の課題は家族が存在に気づきにくいこと。まずはメールやスマホ、口座の入出金から手がかりを探しましょう。

どうやって探せばいい?

故人のスマホ・PCのアプリ、メールの取引通知、銀行口座の入出金履歴に取引所や証券会社の名前がないか確認します。ブックマークや認証アプリ、郵便物も手がかり。分かったら公式窓口に相続の相談を。

手続きや評価はどうなる?

各社の案内に従い、死亡が分かる書類や相続人と分かる戸籍書類などを提出します。相続税や遺産分割では原則、相続開始時点の時価で評価。価格変動が大きいため、税理士に確認すると安心です。

生前にできる備えは?

どの取引所・証券会社を使っているかを家族が分かるようリスト化するのが最も有効です。パスワードや秘密鍵は慎重に管理し、そのままメモを残すのは避けつつ、所在と連絡方法が伝わる形にしておきましょう。

リリーフノート
北林 歩 ReliefNote 創業者。家族の重要情報マネージャ「ReliefNote」を開発。