お墓・供養

樹木葬とは?選び方・費用・永代供養との違いを徹底解説

2026年10月20日監修:ReリーフNote 創業者 北林 歩読了 約9分
結論

樹木葬は樹木や草花を墓標にし、多くが永代供養(承継者不要)をセットにした埋葬方法です。種類は里山型・公園型・ガーデン型があり、費用は区画の広さや埋葬人数、立地によって幅があります。選ぶ際は埋葬人数・承継者不要の条件・管理期間の3点を契約前に必ず確認しましょう。

この記事の内容
  1. 樹木葬の種類と特徴(里山型・公園型・ガーデン型)
  2. 費用相場と、永代供養墓・納骨堂との比較
  3. 契約前に確認すべき3つのポイント
  4. 墓じまいして樹木葬へ改葬する手続きの流れ
  5. 分骨・家族利用で揉めないための生前の話し合い
  6. よくある質問

「お墓の承継者がいない」「子どもに負担を残したくない」という理由から、樹木葬を選ぶ家庭が増えています。ただ、樹木葬には複数のタイプがあり、費用や管理の仕組みも霊園ごとに違います。この記事では、種類・費用相場・契約前の確認点・改葬の手続きまで、選ぶ前に知っておきたいポイントを整理します。

1. 樹木葬の種類と特徴(里山型・公園型・ガーデン型)

樹木葬と一口に言っても、立地や景観によって大きく3タイプに分かれます。

同じ「樹木葬」という名前でも、里山型は自然志向、公園型・ガーデン型はアクセスや管理のしやすさを重視した設計になっていることが多く、見学すると違いが分かりやすくなります。

2. 費用相場と、永代供養墓・納骨堂との比較

樹木葬の費用は、区画の種類(個別・集合・合祀)、埋葬できる人数、立地、樹木や石碑の有無などによって幅があります。一般的には、1人用の合祀タイプが比較的抑えられた価格帯、個別区画や家族用になるほど費用が上がる傾向があるとされますが、実際の金額は霊園・寺院ごとに大きく異なるため、複数箇所を比較することが欠かせません。

比較対象としてよく挙がるのが、永代供養墓と納骨堂です。それぞれ管理方法や向いているケースが異なります。

形式管理方法の特徴向いているケース
樹木葬自然の中・緑のある区画で管理。永代供養が基本自然志向、承継者を残したくない方
永代供養墓合祀塔や個別棚で寺院・霊園が管理費用を抑えたい、早めに合祀されても構わない方
納骨堂屋内のロッカー式・自動搬送式などで保管天候に左右されず参拝したい、立地重視の方

どの形式も「承継者がいなくても管理される」という点は共通していますが、将来いつ合祀されるか、追加の管理費が発生するかは契約内容によって異なります。費用だけでなく、管理方法の違いも含めて比較すると選びやすくなります。

3. 契約前に確認すべき3つのポイント

見学や資料だけでは分かりにくい点もあるため、契約前に必ず確認しておきたい項目を整理します。

「永代供養」という言葉の範囲は霊園・寺院ごとに異なります。パンフレットの言葉だけで判断せず、契約書や管理規約で具体的な条件を確認することが大切です。

4. 墓じまいして樹木葬へ改葬する手続きの流れ

既存のお墓から樹木葬へ移す場合は、「改葬」という手続きが必要になります。おおまかな流れは以下の通りです。

手順内容窓口
①受入先の確保樹木葬墓地から「受入証明書」を発行してもらう新しい霊園・寺院
②改葬許可申請現在の墓地管理者の署名を得て、申請書を提出現在のお墓がある市区町村役場
③改葬許可証の受領役場から許可証が発行される市区町村役場
④閉眼供養・遺骨の取り出し僧侶などに供養してもらい、遺骨を取り出す既存の墓地・石材店
⑤墓石の撤去・原状回復墓地を更地に戻して管理者へ返還石材店
⑥新しい墓地への納骨許可証を提出し、樹木葬墓地へ納骨新しい霊園・寺院

墓じまいや改葬の手続きは、お墓のあるお墓・納骨にまつわる手続きとも関わりが深く、親族間の合意形成に時間がかかることもあります。早めに動き出し、親族への説明期間を確保しておくと進めやすくなります。

5. 分骨・家族利用で揉めないための生前の話し合い

樹木葬は家族用の区画を選べる霊園もありますが、埋葬人数には上限があるため、「将来誰と一緒に入るか」を決めずに契約すると、後で分骨や別契約が必要になることがあります。次の点は、できれば本人が元気なうちに家族で話し合っておきたい内容です。

こうした話し合いは、生前整理の進め方と合わせて行うと、気持ちの整理もしやすくなります。希望や決めた内容は、口頭だけでなく記録に残しておくと、いざという時に家族が迷わずに済みます。

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6. よくある質問

樹木葬と永代供養墓はどう違いますか?

樹木葬は樹木や草花を墓標にする埋葬方法で、多くが永代供養をセットにしています。永代供養墓は従来の墓石の代わりに合祀塔や個別の区画で供養するもので、承継者不要の点は共通しますが、墓標の形やスペースの使い方が異なります。

樹木葬は承継者がいなくても契約できますか?

多くの樹木葬は承継者を前提としない契約形態になっていますが、霊園や寺院ごとに条件が異なります。承継者不要の範囲、将来の合祀のタイミング、管理費の支払い方法は契約前に必ず確認しましょう。

既存のお墓から樹木葬へ改葬するにはどうすればいいですか?

現在のお墓がある市区町村から改葬許可を得る手続きが必要です。新しい受け入れ先の受入証明、既存墓地管理者の署名、改葬許可申請書を役所に提出し、許可証を受けてから遺骨を取り出し、墓じまいを行う流れが一般的です。

樹木葬は家族で一緒に入れますか?

霊園や区画のプランによって、個人用・夫婦用・家族用など埋葬できる人数が異なります。後から人数を増やせない契約もあるため、将来誰と一緒に入りたいかを家族で話し合い、人数条件を契約前に確認することが大切です。

リリーフノート
北林 歩 ReliefNote 創業者。家族の重要情報マネージャ「ReliefNote」を開発。