故人の携帯電話は解約?承継?手続きの選び方
故人の携帯は「解約」か「承継(名義変更)」のどちらかを選びます。番号・メール・番号に紐づく認証を残したいなら承継、不要なら解約。どちらも通信会社の窓口で、死亡が確認できる書類と手続きする人の本人確認書類を用意して進めます。解約前には二段階認証への影響と端末代の残債を必ず確認しましょう。
親が亡くなった後、携帯電話は「早く止めたい」と思う一方で、番号に届く認証や大切なメールが絡んで、うかつに解約すると困ることもあります。ここでは、解約と承継の違いを整理し、後悔しない選び方と、その前に確認すべきことをまとめます。
1. 解約と承継、どう違う?
- 解約 — 契約を終了させます。電話番号やキャリアメール(@docomo.ne.jp などのアドレス)は使えなくなり、月々の通信料もかからなくなります。もっともシンプルですが、番号やメールは戻せません。
- 承継(名義変更) — 契約者を家族に変更し、番号やメールをそのまま引き継ぎます。番号に届くSMS認証や、連絡先として使い続けたい場合に選びます。以降の通信料は新しい契約者が負担します。
2. どちらを選ぶ?判断のポイント
次のようなものが番号やメールに紐づいていないか、解約を決める前に確認します。
- SMS認証(二段階認証) — 銀行・証券・各種サービスのログインに、その番号あてのSMSが使われていないか。→ 使われていれば承継を検討。
- 大切なメールのやり取り — キャリアメールで重要な連絡が続いていないか。
- 連絡先としての周知 — 親戚・知人にその番号が知られていて、しばらく着信を受けたい事情があるか。
- 特に残す理由がない — 上記に当てはまらなければ、解約がシンプルです。
スマホ本体のロックが解けず中身が確認できない場合は、判断が難しくなります。その際はスマホのロックが解除できない時の対処法もあわせてご覧ください。
3. 必要書類と窓口
手続きは、契約している通信会社のショップや専用窓口で行います。必要書類は会社によって異なりますが、一般的には次の通りです。
- 契約者の死亡が確認できる書類 — 死亡診断書の写し、除籍謄本、会葬礼状など。
- 手続きをする人の本人確認書類 — 運転免許証やマイナンバーカードなど。
- 故人との関係が分かる書類 — 戸籍など(会社の案内による)。
- 対象の端末・SIMカード
- (承継の場合)新しい契約者の情報 — 本人確認書類、支払い方法(口座やクレジットカード)など。
4. 解約前に必ず確認(二段階認証)
もっとも見落とされやすく、後で困るのがこれです。近年は多くのサービスが、ログイン時に登録した電話番号あてにSMSで確認コードを送る「二段階認証」を使っています。
- 番号を解約すると、そのSMSが届かなくなり、銀行・証券・各種オンラインサービスにログインできなくなることがあります。
- すると、故人の口座や契約の確認・解約がかえって難しくなり、手続き全体が滞ります。
- 相続や各種手続きでその番号を使う可能性がある間は、解約を急がないという判断もあります。
関連する契約やサブスクの整理はデジタル遺品の整理、口座まわりは口座凍結前の確認もあわせて進めると、抜け漏れを防げます。
5. 端末代の残債を確認する
スマホ本体を分割払いで購入していると、契約時点で支払いが終わっていないことがあります。
- 解約・承継のどちらでも、残っている端末代(残債)の扱いを窓口で確認します。
- 残債は一括での支払いを求められる場合もあれば、承継先が引き継いで分割を続けられる場合もあります。会社や契約により異なります。
- あわせて、通信料と一緒に払っていた有料オプションやサブスクが残っていないかも確認しておきましょう。
携帯の手続きは、亡くなった後にやること全体の一部です。全体像は親が亡くなったらやることで確認できます。
「どの番号が何に使われているか」を、残しておく
ReliefNote は、携帯の契約先・番号・その番号に紐づく認証やサービスなど「もしもの時に家族が必要とする情報」を1か所に整理できます。解約の前に確認すべきことが、ひと目で分かります。無料。
ReliefNote を無料で使ってみる6. よくある質問
「解約」か「承継(名義変更)」を選びます。番号・メール・番号に紐づく認証を残したいなら承継、不要なら解約。どちらも通信会社の窓口で、死亡が確認できる書類と手続きする人の本人確認書類を用意して進めます。
解約は契約を終了し番号やキャリアメールも使えなくなります。承継は契約者を家族に変更して番号やメールを引き継ぐ手続きです。SMS認証や思い出のメールを残したいなら承継、その必要がなければ解約が一般的です。
一般に、契約者の死亡が確認できる書類、手続きする人の本人確認書類、故人との関係が分かる書類、対象の端末やSIMなど。承継では新しい契約者の本人確認や支払い方法の登録も必要です。会社で異なるため事前確認を。
番号がSMS認証(二段階認証)の受け取り先だと、解約後に銀行やサービスへログインできなくなることがあります。また端末代の分割が残っていると残債の支払いが必要な場合も。解約前に認証への影響と残債を確認しましょう。
