死亡診断書の再発行方法とは?必要な理由・費用・請求先を解説
死亡診断書の再発行は、作成した病院・医師に依頼するのが基本です。死亡届提出後であれば、市区町村役場で「死亡届の記載事項証明書」を取得できる場合もあります。手間を避けるには、死亡届を出す前にコピーを複数枚取っておくのが確実です。
「生命保険の請求書類を出そうとしたら、死亡診断書のコピーが足りなかった」——これは実際によくある困りごとです。死亡診断書は一度提出すると手元に残らない書類のため、再発行や代替手段の知識があるかどうかで、その後の手続きのスムーズさが大きく変わります。
1. 死亡診断書と死亡届は一体の書類
死亡診断書は、医師が死亡の事実を医学的に証明する書類です。日本の様式では、1枚の用紙の左側が「死亡届」、右側が「死亡診断書(死体検案書)」という構成になっており、死亡届を市区町村役場に提出すると、死亡診断書の部分も含めて役場が受理し、原本は基本的に手元に戻ってきません。
つまり、死亡届を提出したあとに「もう1枚原本がほしい」と思っても、原本を再発行することはできないのが原則です。だからこそ、提出前の対応が重要になります。
2. なぜコピーが何枚も必要なのか
死亡診断書のコピー(または原本)は、想像以上に多くの場面で提出を求められます。
- 生命保険金の請求 — 保険会社所定の請求書とあわせて、死亡診断書のコピーの添付を求められることが一般的です。
- 年金の受給停止・未支給年金の請求 — 年金事務所での手続きで必要になる場合があります。
- 相続関連の手続き — 金融機関や各種契約先で、死亡の事実を確認する書類として求められることがあります。
- その他の給付金・手当の申請 — 加入している制度や契約によって、必要書類は異なります。
必要な部数は提出先の数によって変わるため、死亡届を提出する前に、余裕を持ってコピーを取っておくことが結果的に一番の近道です。関連する届出の全体像は「親が亡くなったら、まず何をする?」でも時系列に整理しています。
3. 再発行はどこに依頼する?
コピーを取り忘れたまま死亡届を提出してしまった場合、原本そのものの再発行を受けられる可能性があるのは、死亡診断書を作成した病院・医師です。
- 死亡診断書を発行した病院の医事課(窓口)に、再発行またはコピーの発行を依頼します。
- 病院によっては、担当医師の確認や本人確認書類、故人との関係を証明する書類の提示を求められることがあります。
- 担当医師が退職・異動している場合や、病院がすでに記録を保管していない場合など、時間や手間がかかることがあります。
- 訪問診療や在宅看取りの場合は、診断した医師個人やクリニックに直接連絡が必要になることもあります。
依頼する際は、電話などで事前に「死亡診断書の再発行(またはコピー)は可能か」「必要な持ち物は何か」を確認してから訪問すると、二度手間を防げます。
4. 費用と手間の目安
死亡診断書の発行・再発行にかかる費用は、数千円程度が目安とされることが多いですが、金額は病院によって差があります。正確な金額は、依頼する病院に直接確認してください。
- 費用は病院ごとの規定によるため、事前見積もりを聞いておくと安心です。
- 郵送での対応が可能な病院もありますが、対応可否や必要書類は病院ごとに異なります。
- すでに時間が経過している場合、記録の保管状況によっては発行までに数日〜それ以上かかることもあります。
5. 死亡届提出後は「記載事項証明書」も選択肢
死亡届をすでに提出してしまい、病院への再発行依頼が難しい、または時間がかかりそうな場合には、死亡届を提出した市区町村役場で「死亡届の記載事項証明書」を取得できる場合があります。これは、役場が保管している死亡届の記載内容を証明する書類で、死亡診断書の原本の代わりとして使えるケースがあります。
- 請求できる窓口や必要書類、対応の可否は自治体によって異なるため、事前に役場へ確認することをおすすめします。
- 提出先(保険会社・年金事務所など)が記載事項証明書での代替を認めているかも、あわせて確認しておくとスムーズです。
- 本人以外が請求する場合、故人との関係を証明する書類(戸籍謄本など)の提示を求められることがあります。
相続の届出全般で必要になる戸籍関連の書類については「戸籍の集め方」もあわせて参考にしてください。
「どこに何があるか」を、あらかじめ記録しておく
ReliefNote は、死亡後に必要な手続きと持ち物を状況に合わせて整理し、期限まで案内します。死亡診断書のコピーを取ったかどうかも、家族間で共有しておける項目のひとつです。無料。
ReliefNote を無料で使ってみる6. よくある質問
基本的には、死亡診断書を作成した病院や医師に依頼します。死亡届提出後であれば、市区町村役場で代わりに「死亡届の記載事項証明書」を取得できる場合もあります。
生命保険金の請求、年金の手続き、相続関連の手続きなど複数の場面で必要になるため、死亡届を提出する前に5〜10部程度コピーを取っておくと安心です。
数千円程度が目安ですが、病院によって金額は異なります。正確な費用は、発行を依頼する病院に直接確認してください。
病院への再発行依頼のほか、死亡届を提出した市区町村役場で「死亡届の記載事項証明書」を取得できる場合があります。窓口や必要書類は自治体により異なるため、事前に確認すると安心です。
