行政手続き

親が亡くなったらマイナンバーカードはどうする?返納・失効手続きガイド

2026年8月7日監修:ReliefNote 創業者 北林 歩読了 約7分
結論

死亡届を出すとマイナンバーカードは自動的に失効しますが、カード自体の返納義務はなく、多くの自治体では返納不要としています。ただし自治体により案内が異なるため、窓口で確認し、不要なら自分で破棄するのが安心です。

この記事の内容
  1. マイナンバーカードは返納しなければいけない?
  2. 返納する場合の窓口・必要書類・代理人手続き
  3. 返納せず保管する場合の注意点
  4. マイナポータル・電子証明書の解約手続き
  5. 運転免許証・パスポートなど他の身分証との順番
  6. よくある質問

親が亡くなったあと、財布や引き出しから運転免許証やマイナンバーカードが出てきて「これはどうすればいいのか」と手が止まる方は少なくありません。特にマイナンバーカードは、返納すべきかどうか、案内が自治体によって少しずつ異なり、迷いやすい手続きのひとつです。この記事では、失効の仕組みから返納の実務、放置した場合の注意点までを整理します。

1. マイナンバーカードは返納しなければいけない?

まず押さえておきたいのは、死亡届が受理された時点で、マイナンバーカードとそれに搭載された電子証明書は自動的に失効するという点です。これは市区町村側のシステム処理によるもので、遺族が別途「失効届」を出す必要はありません。

カードそのものが失効していても、券面に記載された氏名・住所・生年月日・マイナンバーの情報が消えるわけではありません。返納の要否とは別に、保管や処分には注意が必要です(詳しくは後述します)。

2. 返納する場合の窓口・必要書類・代理人手続き

自治体から返納を案内された場合、または自分で返納しておきたい場合の一般的な流れです。

戸籍関係の書類が必要になる場面もあわせて多いため、戸籍謄本の集め方を先に確認しておくと、複数の手続きをまとめて進めやすくなります。

3. 返納せず保管する場合の注意点(悪用リスク)

返納が必須ではないと分かっても、「手元に残しておいて大丈夫か」という不安は残ります。

相続に関わる手続き全体の期限は、相続手続きの期限一覧であわせて確認しておくと、優先順位をつけやすくなります。

4. マイナポータル・電子証明書の解約手続き

マイナンバーカードには「署名用電子証明書」「利用者証明用電子証明書」が搭載されており、これらもカードと同様に死亡届の提出で自動的に失効します。遺族が個別に解約手続きをする必要は基本的にありません。

5. 運転免許証・パスポートなど他の身分証との順番

マイナンバーカードのほかにも、故人名義の身分証が複数出てくることがあります。優先すべき順番に厳密な決まりはありませんが、目安は次の通りです。

身分証返納先期限の目安
マイナンバーカード市区町村役場(案内があれば)特に定めなし・死亡届で失効
運転免許証警察署・運転免許センター特に定めなし(失効はしない)
パスポートパスポートセンター(旅券事務所)特に定めなし(返納しないと有効に見えてしまう)
運転免許証やパスポートは、マイナンバーカードと違って死亡届を出しても自動的には失効しません。特にパスポートは有効期限内であれば形式上「有効な証明書」のままになるため、なりすまし防止の観点から、気づいたタイミングで早めに返納しておくことをおすすめします。

役所での手続きは死亡届の提出と同じタイミングでまとめて相談できることが多いため、身分証をひとまとめにして持参すると手間が省けます。

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6. よくある質問

親が死んだらマイナンバーカードは返納しないといけませんか?

死亡届の提出によってカードは自動的に失効するため、法律上すべてのケースで返納が義務づけられているわけではありません。ただし自治体によっては窓口での返納を案内している場合もあるため、死亡届を出す際に確認しておくと安心です。

マイナンバーカードを返納するとき、代理人が窓口に行っても手続きできますか?

多くの自治体では、遺族などの代理人による返納手続きに対応しています。カード本体に加えて、故人との関係が分かる書類や、来庁する方の本人確認書類の持参を求められることが一般的です。必要書類は自治体ごとに異なるため、事前に窓口へ確認してください。

返納せずに手元に残していると、悪用されるおそれはありますか?

カード自体は失効していても、券面には氏名・住所・生年月日・マイナンバーが記載されています。他の身分証や書類と組み合わせて悪用される可能性はゼロではないため、返納しない場合も自宅で厳重に保管するか、自治体の案内に沿って自分で裁断するなどの対応が推奨されます。

マイナポータルや電子証明書はどうやって解約すればいいですか?

電子証明書は死亡届の提出により自動的に失効します。マイナポータルに連携させていた行政サービスや民間サービスがある場合は、各サービス側でアカウントの解約・退会手続きが別途必要になることがあります。

リリーフノート
北林 歩 ReliefNote 創業者。家族の重要情報マネージャ「ReliefNote」を開発。