契約・解約

亡くなった家族の生協(コープ)脱退と出資金返還の手続き方法

2026年9月27日監修:ReliefNote 創業者 北林 歩読了 約7分
結論

生協(コープ)には死亡の連絡をして脱退届を提出すれば、出資金が相続人代表者の口座へ返還されます。あわせて定期宅配・共済などの付帯サービスも個別に解約が必要です。出資金は相続財産に含まれる点にも注意しましょう。

この記事の内容
  1. 生協への死亡連絡と脱退届の提出方法
  2. 出資金を受け取る相続人代表者の決め方
  3. 定期宅配・共済など付帯サービスの解約
  4. 返還までの期間と振込方法の確認
  5. 出資金と相続税申告上の注意点
  6. よくある質問

コープ(生活協同組合)は組合員が出資金を出し合って運営される組織のため、亡くなった後もそのままにしておくと出資金が塩漬けになってしまいます。銀行口座や保険と同じように、忘れずに脱退と出資金の返還手続きを行いましょう。ここでは一般的な流れを解説しますが、具体的な様式や必要書類は加入していた生協(コープさっぽろ、コープデリ、生活クラブなど各地域・各団体)によって異なるため、最終的には加入先の窓口の案内を確認してください。

1. 生協への死亡連絡と脱退届の提出方法

まずは組合員として登録していた生協のお客様センターや配達担当者、最寄りの店舗窓口に死亡の旨を連絡します。多くの生協では、電話やWebフォームでの一次連絡のあと、書面での脱退手続きを案内されます。

組合員証や利用明細が見当たらない場合でも、氏名・住所・配達エリアなどで組合員情報を照会してもらえることが多いです。まずは連絡してみましょう。

2. 出資金を受け取る相続人代表者の決め方

出資金は名義人個人の権利であるため、亡くなった後は相続財産の一部として扱われます。相続人が複数いる場合、生協は一人ひとりへ分割して振り込むのではなく、相続人の代表者を1名決めてもらい、その代表者の口座にまとめて返還する運用が一般的です。

相続人が誰か、連絡先はどこかを把握しておくと代表者選びがスムーズになります。関連する相続手続き全般の流れは「親が亡くなったら、まず何をする?やることリストと順番」でも整理していますので、あわせてご確認ください。

3. 定期宅配・共済など付帯サービスも合わせて解約する

出資金の脱退手続きは組合員資格そのものの手続きであり、定期宅配や生協独自の共済・保険は別途の解約手続きが必要です。放置すると、配達が続いて代金が発生したり、共済の掛金が引き落とされ続けたりする可能性があります。

故人が加入していたサービスの洗い出しは、生協に限らず契約全般で必要になる作業です。公共料金やサブスクの整理については「公共料金の名義変更・解約手続き」も参考にしてください。

4. 出資金の返還までにかかる期間と振込方法の確認

出資金の返還は、書類提出後すぐに振り込まれるとは限りません。生協によっては総会や理事会の承認を経てから返還すると定款・規約で定めているところもあり、決算期のタイミングによって時間がかかる場合があります。

返還にかかる期間や手続きの詳細は生協ごとに規約が異なります。「いつ頃までに」という目安が必要な場合は、脱退届の提出時に窓口へ直接確認しておくと安心です。

5. 出資金が相続財産に含まれる場合の相続税申告上の注意点

生協の出資金は、亡くなった時点で名義人が保有していた財産の一つとして、相続財産に含めて考える必要があります。少額であっても、他の財産と合算して相続税の申告要否を判断する材料になります。

相続税の基礎控除や申告全体の流れについては「相続税の基礎控除の考え方」もあわせてご覧ください。

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6. よくある質問

家族が亡くなった生協(コープ)の脱退と出資金の返還はどうすればいい?

まず生協の窓口やお客様センターに死亡の旨を連絡し、脱退届(または承継の手続き)を提出します。相続人代表者を決めて必要書類をそろえれば、審査後に出資金が指定口座へ振り込まれます。

出資金は誰が受け取れますか?相続人が複数いる場合は?

出資金は相続財産として扱われ、相続人全員の同意のもとで代表者を1人決め、その代表者の口座に振り込んでもらうのが一般的です。遺産分割協議書や相続人全員の同意書の提出を求められる場合があります。

生協の宅配や共済にも入っていた場合、別に解約が必要ですか?

はい。出資金の脱退手続きとは別に、定期宅配や生協独自の共済・保険は個別の解約手続きが必要です。共済に加入していた場合は、死亡による給付金請求ができるケースもあるため、あわせて確認しましょう。

出資金の返還にはどのくらいの期間がかかりますか?

書類提出から振込までの期間は生協ごとの規約や事務手続きの状況によって異なります。総会や理事会の承認を経てから返還する規約の生協もあるため、事前に窓口で目安を確認しておくと安心です。

リリーフノート
北林 歩 ReliefNote 創業者。家族の重要情報マネージャ「ReliefNote」を開発。