相続・名義変更

相続した車を廃車にする手続きと必要書類まとめ

2026年10月19日監修:ReliefNote 創業者 北林 歩読了 約7分
結論

親の車を相続したが乗らない場合、「一時抹消登録」か「永久抹消登録(解体)」を選び、遺産分割協議書・印鑑証明書・車検証などを揃えて運輸支局(軽自動車は軽自動車検査協会)で手続きします。相続人全員の同意が必要になる場合もあるため、先に遺産分割で車を取得する人を決めておくと進めやすくなります。

この記事の内容
  1. 一時抹消登録と永久抹消登録、どちらを選ぶ?
  2. 必要書類の揃え方
  3. 相続人全員の同意が必要になるケース
  4. 自動車税・自賠責保険の還付手続き
  5. 廃車買取業者と解体業者を選ぶときの注意点
  6. よくある質問

親が乗っていた車は、本人が亡くなった時点で相続財産の一部になります。乗る人がいない場合でも、放置したまま自動車税がかかり続けたり、名義が宙に浮いたままになったりすると後で困ることがあります。ここでは、相続した車を廃車にする際の手順と必要書類、注意点を整理します。

1. 一時抹消登録と永久抹消登録、どちらを選ぶ?

廃車には大きく2つの方法があります。どちらを選ぶかで、その後の手続きが変わります。

一時抹消登録をした車をその後解体した場合は、解体後に改めて「永久抹消登録」の手続きが必要です。一時抹消のままにしておくと、車両は存在し続けるため、保管場所や劣化の問題が残ります。

2. 必要書類の揃え方

相続した車の廃車手続きでは、通常の廃車よりも書類が多くなります。早めに確認し、揃えておきましょう。

戸籍謄本の収集に手間がかかる場合は、戸籍の集め方や遺産分割協議書の作り方についてまとめた記事も参考にしてください。

車は、遺産分割が終わるまでは相続人全員の共有財産という扱いになります。そのため、遺産分割協議書を作らずにいきなり廃車手続きだけを進めようとすると、原則として相続人全員の同意(委任状と印鑑証明書)が求められます。

相続人が複数いる場合、車だけを先に決めてしまうとあとで他の財産の分割バランスが取りづらくなることもあります。可能であれば、不動産や預金なども含めた遺産分割協議の中で車の取得者を決めておくと、全体の手続きが整理しやすくなります。

4. 自動車税・自賠責保険の還付手続き

廃車にすると、使わなかった期間分の税金や保険料が戻ってくる場合があります。ただし、金額や条件は状況により異なるため、各窓口での確認が必要です。

これらの還付は、申請をしないと受け取れないことが多いので、廃車手続きの際に窓口で「還付の対象になるか」を必ず確認しておくことをおすすめします。

5. 廃車買取業者と解体業者を選ぶときの注意点

自分で運輸支局に出向く時間がない場合、廃車買取業者や解体業者に依頼する方法もあります。選ぶ際は次の点を確認しましょう。

廃車や名義変更の前後で、自動車の相続名義変更の手続きも必要になる場合があります。車を売却・譲渡せず解体のみで終える場合は不要ですが、迷ったら両方の記事を確認しておくと安心です。

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6. よくある質問

親の車を相続したが乗らない場合、どうすればいいですか?

まず名義変更で相続人の名前に変更するか、相続人の代表者が廃車手続きを行います。乗らないなら、再登録の予定がない「永久抹消登録(解体)」か、一時的に使わない「一時抹消登録」のどちらにするか選び、必要書類を揃えて運輸支局や軽自動車検査協会で手続きします。

一時抹消登録と永久抹消登録はどちらを選べばいいですか?

将来また使う可能性や売却の可能性が残るなら一時抹消登録、解体してもう使わないと決めているなら永久抹消登録(解体)を選びます。一時抹消は自動車税の課税が止まりますが、解体して車両がなくなった後は永久抹消にする必要があります。

廃車手続きは相続人全員の同意が必要ですか?

車が遺産分割前の「相続人全員の共有」状態にある場合、原則として相続人全員の同意(委任状や印鑑証明書)が必要です。遺産分割協議書で車を取得する人を決めてから手続きすると、1人で進めやすくなります。

廃車にすると自動車税や自賠責保険は戻ってきますか?

永久抹消登録や解体の手続きをすると、未使用期間分の自動車税(種別割)や自賠責保険料が還付される場合があります。還付の有無や金額は手続きの時期や保険会社によって異なるため、各窓口で確認が必要です。

リリーフノート
北林 歩 ReliefNote 創業者。家族の重要情報マネージャ「ReliefNote」を開発。